日本医療政策機構は3月22日、「働く女性の健康増進に関する調査2018」を公表した。
調査は18〜49歳のフルタイムの正社員、契約社員、派遣社員、職員女性2000人を対象に、インターネット調査で実施した。
なお本調査内の「ヘルスリテラシー」という言葉は、「女性が健康を促進し維持するため、必要な情報にアクセスし、理解し、活用していくための能力」を指す。
まず月経周期に伴う仕事のパフォーマンスの変化について、約45%が元気なときの半分以下に下がると回答。さらに回答者をヘルスリテラシーの高さで2群に分け、1カ月当たりのパフォーマンスを比較すると、ヘルスリテラシーの高い群がパフォーマンスが有意に高く、月経周期にパフォーマンスが下がる割合も低かった。また、仕事のパフォーマンスはヘルスリテラシー尺度の「女性の体に関する知識」と最も関連性があった。
このことから、ヘルスリテラシーが高く、女性の身体について理解を深めている人ほど、女性特有の症状があるときもパフォーマンスを発揮していると言える。
また、ヘルスリテラシーの高い群は低い群に比べ「望んだ時期に妊娠することができた」割合も高かった。望んだ妊娠をするためにあるとよいものについて聞くと、「時間有給休暇等、有給休暇を取りやすい職場の雰囲気」(57%)が最も多く、「検診や受診のための有給休暇制度(時間有給、短時間勤務等)の柔軟性」(43%)、「育児休暇後に復帰しやすい職場の雰囲気」(38%)が続いた。
診療所も女性スタッフが多い。スタッフが健康かつ充実して仕事ができる勤務体制や福利厚生の充実に取り組むべきだろう。