株式会社アンテリオは6月末、医師1万6000人を対象に調査を実施した「地域医療に貢献していると思う製薬企業」のランキングを公表した。
その結果、武田薬品工業が1位に選出された。2位以下は第一三共、大塚製薬、アステラス製薬、ファイザー、エーザイ、田辺三菱製薬、小野薬品工業、MSD、塩野義製薬——の順だった。トップ10に内資系企業が8社ランクインしていた。
地域医療について製薬企業に期待することを尋ねると、「医療従事者に向けた勉強会の実施」が39・4%で最も多く、「地域における他施設の動向に関する情報提供」(34・8%)、「医師会や他施設とタイアップした研究会の実施」(34・5%)、「地域における患者の特徴に関する情報提供」(30・2%)、「疾患領域における幅広い情報提供」( 25・5%)などが続いた。
このうち診療所では、病院と比べて「医師会や他施設とタイアップした研究会の実施」「疾患領域における幅広い情報提供」を求める傾向が見られた。地域のかかりつけ医として、医師会や他施設との連携強化、自身の専門分野だけではない幅広い疾患への対応に取り組む姿勢がうかがわれた。
また、地域医療について製薬企業に期待することを医師の年代別にみると、50代以上の医師は「医師会や他施設とタイアップした研究会の実施」への期待度が高いことが明らかになった。特に大学病院では、全年代より10 ポイント以上も高くなっていた。年齢が上がり役職者が増えるなかで、地域との連携・つながりづくりへの関心が高まることが推察された。