医療行政最前線10/3号骨の健康に関する知識・理解の不足が明らかに

株式会社日本医療企画

2018-10-03

 健康な骨をつくるための食生活を中心とした情報の発信、調査、研究を行うコツコツ骨ラボは、骨の健康に関する調査結果を公表した。

 まず、運動の有無(週1回以上)と運動の目的について尋ねたところ、ウォーキングやストレッチなど運動の習慣を持つ人は約半数おり、その目的は「体力を維持するため」(78・1%)、「筋力を維持・アップするため」( 43・3%)が多くなっていた。「骨を丈夫にするため(骨粗しょう症予防)」との回答は16・0%にとどまった。

 要介護状態にならないための対策については、「適度な運動をする」「(57・8%)、「栄養バランスのとれた食事をする」(56・4%)という回答が多くなっていた。

 健康のために積極的に摂取している食品については、緑黄色野菜、ヨーグルト、魚、納豆、豆腐、牛乳が5割を超えていた。摂取している理由別にみると、健康な骨をつくるために摂取している食品は牛乳が最も多く、チーズ、魚、ヨーグルトが続いた。このほか、骨を丈夫にするために必要な栄養素についての設問では、カルシウムが83・0%で最も多く、ビタミンDが49・5%と続いた。カルシウムの骨への沈着を助けるビタミンK2は6・6%と低かった。

 同調査を監修した大阪樟蔭女子大学健康栄養学部健康栄養学科の津川尚子教授は「本調査によって、介護予防に重要な『骨強化』の知識や理解不足の実態が明らかになった。厚生労働省の2016年国民生活基礎調査では、介護が必要となった主な原因として『骨折・転倒』が上位に含まれている。日頃から骨を丈夫にすることで介護予防につながる」とした。

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