医療行政最前線1/23号アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称が「人生会議」に決定

株式会社日本医療企画

2019-01-23

 厚生労働省は2018年11月30日、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称について、「人生会議」を採用することを発表した。18年3月に改訂された「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」においても、医療・ケアの方針や、どのような生き方を望むかなどを日頃から家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み全般のプロセスである、ACPの重要性を強調している。

 そこで厚労省では、まだACPになじみのない国民への普及・啓発に向けた方策の1つとして、国民に浸透しやすいACPに代わる名称で広めることを掲げ、「ACP愛称選定委員会」を設置。8月13日〜9月14日にかけて公募が行われ、最終的に寄せられた愛称は1073件に上った。

 これらの候補から同委員会が選定を行った結果、聖隷浜松病院の看護師である須藤麻友さんが応募した、「人生会議」が採用された。選定理由については、「意味が明確な単語の組み合わせにより、日常会話に浸透していくことが期待できる」「家族等、信頼できる人たちと輪を囲んで話し合うというイメージが湧く」が挙げられた。
 また、「11(いい)30(看取り・看取られ)」から11月30日を「人生会議の日」と定め、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日とした。

 当たり前に行われるプロセスとしてACPを定着させるには、その中心となる患者と家族、つまり、国民の理解と実践が不可欠だ。地域住民に寄り添うかかりつけ医としても、今後自院の患者へのACPの周知、浸透に努めていくべきだろう。

人気記事

【福祉医療機構】<br>病院経営動向調査(2026年6月調査)<br>一般病院の収益・収支DIが悪化<br>診療報酬改定で先行きは改善見込む
2026-08-25
医療行政最前線
【日本医療機能評価機構】<br>医療事故情報収集等事業2025年年報を公表<br>参加医療機関数は5538施設に拡大<br>医療事故は6118件
2026-08-19
医療行政最前線

逆恨みの心理(逆恨みしてやめる職員)

中村 哲生(医療法人永生会 特別顧問)

逆恨みの心理(逆恨みしてやめる職員)
2023-01-04
医療行政最前線

在宅医療の歴史

中村哲生(医療法人永生会 特別顧問)

在宅医療の歴史
2019-01-30
在宅医療最前線