医療行政最前線4/17号2017 年患者調査 年々減少する入院患者に対し在宅医療は増加

株式会社日本医療企画

2019-04-17

 厚生労働省は3月1日、2017年患者調査の概況を公表した。調査の対象となったのは、病院6427軒、一般診療所5887軒、歯科診療所1280軒だ。なお、推計患者とは、調査日当日に、「病院」「一般診療所」「歯科診療所」で受療した患者の推計数を指す。

 調査日に全国の医療施設を受療した推計患者数は、入院で131万2600人。施設種類別の内訳は、病院127万2600人、一般診療所3万9900人だった。一方、外来は719万1000人で、施設種類別の内訳は、病院163万人、一般診療所421万3300人、歯科診療所134万7700人だ。

 推計患者数の年次推移を見ると、入院は08年から減少しており、外来は05年からほぼ横ばいとなっている。この数字から、多くの病院が苦戦していることがわかる。年齢別でみると、入院では「0〜14歳」「15〜34歳」「35〜64歳」は減少傾向で、「65歳以上」は増加傾向になっている。外来も、「65歳以上」は増加傾向となっている。

 さらに、在宅医療の状況についても調査している。推計患者数は18万100人。施設種類別にみてみると、病院2万300人、一般診療所10万5200人、歯科診療所5万4600人だった。また、在宅医療の種類別では、総数では「往診」4万4300人、「訪問診療」11万6300人、「医師・歯科医師以外の訪問」1万9600人となっている。

 なお、在宅医療を受けた推計外来患者数の年次推移は、05年まではほぼ横ばいであったが、08年からは増加を続けている。このことから、在宅医療のニーズは増加傾向にあるとわかる。

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