中央社会保険医療協議会総会は7月24日、2020年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論の整理を行った。
中医協では今年4月から、
①患者の疾病構造や受療行動等を意識しつつ、年代別の課題の整理
②昨今の医療と関連性の高いテーマについての課題の整理
──の2つの観点による横断的な議論を展開。これを第1ラウンドとして、今秋以降の第2ラウンドにつなげていくとしていた。
第1ラウンドでは、かかりつけ医機能等のあり方についても議論した。18年度の検証調査によると、かかりつけ医を決めている人の割合は初診患者で5~6割、再診患者は9割で、患者がかかりつけ医に求める役割として、「どんな病気でもまずは相談に乗ってくれる」「必要時に専門医、専門医療機関に紹介してくれる」が多かった。
また、かかりつけ医機能の評価と医療機関間の適切な役割分担を図る観点から、18年度診療報酬改定では、「初診料 機能強化加算」などのかかりつけ医機能に関連する評価を充実していたが、これらについても、算定要件等の見直しが必要ではないかと指摘された。
さらに、昨今の医療と関連性が高いテーマとして、医師の働き方改革に関連した議論も展開。勤務体系の変化や人件費等の増加などによってコストが発生することから、診療報酬上での評価の新設や見直しを求める意見がある一方、こうした改革にともなう追加的コストを患者が負担することに違和感を唱える声も挙げられた。
今秋からは、従前のような外来・入院・在宅・歯科・調剤といった個別テーマのもと、他の審議会等の議論なども踏まえ、具体的な検討を進める予定だ。