厚生労働省は9月26日、「2018年度 医療費の動向」を公表した。厚労省では毎月、医療機関からの診療報酬の請求(レセプト)に基づいて医療保険・公的負担医療の医療費を集計した、「医療費の動向」を発表している。今回公表したのは、18年度全体の集計結果だ。
ここでの医療費には、労災・全額自費等の費用は含まないため、「概算医療費」と呼称している。なお、概算医療費は、医療機関などを受診し、傷病の治療に要した費用全体の推計値である「国民医療費」の約98%に相当する。
18年度の医療費の総額は42兆6000億円、前年度に比べ3400億円増加し、伸び率は+0・8%だった。これにより、概算医療費の総額は2年連続で増加し、過去最高を更新した。また、診療種類別で見ると、医科の医療費の総額は31兆9000億円で、その内訳は、入院17兆3000億円(伸び率+2・0%)、入院外14兆6000億円(同+1・0%)。そして、歯科3兆円(同+1・9%)、調剤7兆5000億円(同─3・1%)──などとなった。
1人当たりの医療費については33万7000円と、前年度に比べ4000円増加し、伸び率は+1・0%。そのうち、被用者保険は16万9000円(伸び率+1・4%)、国民健康保険は35万3000円(同+1・3%)。また、75歳以上については93万9000円(同─0・3%)だった。
また、1施設当たりの医療費を見ると、医科では、病院27億7384万円(伸び率+2・9%)、診療所1億165万円(同+0・1%)。歯科では、病院9341万円(同+3・9%)、診療所4174万円(同+2・2%)だった。