株式会社エムステージは8月19日、2020年4月~7月期の医師の求人応募数と掲載求人数の変化に関する昨年との比較結果を公表した。
4~7月に同社に寄せられた関東圏の医師の求人応募については、常勤・非常勤(アルバイト)ともに4カ月平均で昨年対比160~180%超と、大幅に増加。全国的にも同様に増加傾向にあったが、首都圏が特に顕著な結果となった。また、例年では4月入職を目途に1~3月が最も求人活動も活発化し、4月以降は落ち着く流れだったが、今年は4月以降も依然高い水準を保っているという。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響による契約終了や、シフトの減った非常勤医師が収入の担保のため新たな勤務先を探していることなどが理由に挙げられる。
一方、同期の医療機関の求人募集は、常勤で昨年対比94%、非常勤については40%まで減少。新たな職を求める医師が増える状況とは逆に、医療機関側は経営悪化などにより非常勤の求人を控えるほか、常勤募集に切り替える動きが高まったと思われる。ただ、健診に関しては、一時休止していた業務の再開に合わせて、1日単位のスポット勤務の募集が6月以降は昨年以上となった。
同社では、複数の応募者から選べる機会も多くなったことで、条件に合う良い人材を採用したいと医療機関側の採用のハードルが上がっていると指摘し、従来の圧倒的売り手市場だった医師の採用市場にも変化しているとした。ただ、常勤での雇用を求めるなら、医師が働きたくなるような働き方の柔軟性や制度の充実を引き続き整備すべきだと強調した。