株式会社エムステージは9月30日、「『医師の働き方改革』の進捗と健康経営の取り組み状況」に関するアンケート調査の結果を公表した。対象は全国の医療機関で、有効回答は120院だった。
まず、「医師の働き方改革へ対応する準備状況」について、「順調に進んでいる」20・8%、「やや進んでいる」37・5%、「あまり進んでいない」35・8%、「全く進んでいない」5・8%となり、順調に進んでいる医療機関は約2割に留まった。また、「36協定の締結状況」は92・5%が「締結している」と答える一方で、未締結の医療機関も1割弱だった。
そのほか、長時間労働者の面接指導については、「産業医資格を持つ院内の勤務医師」での実施・実施予定が併せて52・5%で最も高く、「院外産業医」は約20%。職場の同僚では相談しにくいのではないかという課題も残る。
また、ストレスチェックの実施状況については、「実施しており、結果も活用できている」が56・6%、「実施しているが、結果の活用はできていない」が37・%と、実施が職場改善につながっていない例も多い。
「働き方改革および健康管理を進めていく上で難しいと感じていること」は、「従業員への教育/研修」(35・0%)が最も多く、続いて「連続勤務時間の制限(28時間)」(25・0%)、同じく「勤務間インターバル9時間の確保」(25・0%)、「時間外労働時間の上限厳守」(20・0%)、多職種とのタスクシフト/シェア(19・2%)、「長時間労働/高ストレス者への面接指導」(18・3%)と続き、全体的に労働時間の措置に関する回答が上位を占めていた。