日ごろから特に自分で調べるという事をせず、何でもすぐに人に聞いてくる人がいます。何かをする時になんでも人に聞きます。しかし聞いているようで全然聞いていません。またアドバイスを求めているように聞くくせに全くアドバイスを聞かず、実際には違った行動をとります。その結果後悔したり、損をしたり、失敗をしたりします。
そこで反省をすれば成長するのでしょうが、こういう人の特徴は全く反省をせず何度も何度も同じ失敗を繰り返します。反省をしない理由は簡単で自分は悪くない、悪いのは全部、他の人のせいだと思っているので、その人の口癖は「私は運が悪いのよ」、「ツキがないんだわ」「いつも悪い人に当たってしまう」など自分には責任が無いと思っているようです。他人から見ればそれは成るべく起きたと思われています。
話を聞かない人の特徴があるようです 一つ目はせっかちな人です。せっかちな人は人の話を最後まで聞くのが面倒だと思っています。会話を継続する事が苦手です。あまり考えずに行動を起こします。ただしこのタイプには大成功する人もいます。そういえばトップガンマーベリックの中でもDon‘t think just do it.なんてセリフもありました。考えるな!行動せよ!!と言っていましたが・・・。
2つ目はボーっとしている人、せっかちとは真逆の人です。単に理解力が無くその時間が過ぎてしまえば良いと思っている方ですがこの方はそもそも人には相談しません。つねに叱られるような方は人の話を聞かないプロと言って良いでしょう。意図的に心を閉ざすという技を持っています。
そして3つ目は自己中心 的な人となります。自己中心なのですから他人からの忠告など全く耳には入ってきません。相談したのは単にアリバイ工作のようなものです。自己中心とかきましたが他に集中力が無い、すぐ他の事が気になる、継続性が無い、思いやりが無い、興味が無いなど複数の要素を持っています。
当然ですがこういう方は人間関係を作ることが出来ない人です。周りから人が居なくなっている、真の友達が出来ないという現象がありますが、幼少時代からそういう傾向にあるのでそれが普通の事と思っていて友人や仲間の必要性を感じていないのかもしれません。
最後になりますが実はこういう方自分が大好きです。自分を否定される事が大嫌いです。ですから不用意なアドバイスはアドバイスとは感じず自己を否定されているという受け取り方をするようです。その人はアドバイスなど求めていません、すべてYESと答えて欲しいのです。同意を求めているだけなのでしょう。
その人にとっては大きなお世話だと思っているかもしれませんが、相談された方からすれば「だったら聞くなよ」と思ってしまいますよね。人間関係って難しいものですね~
【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。