医療行政最前線2/28号日本医師会 第11回赤ひげ大賞
選考委員会で新たな試みのもと第11回「赤ひげ大賞」の受賞者を選定・発表

株式会社日本医療企画

2023-02-28

 日本医師会は2023年1月11日、第11回「赤ひげ大賞」(共催:産経新聞社、特別協賛:太陽生命保険株式会社)の受賞者を発表した。「赤ひげ大賞」とは、地域に密着して人々の健康を支えている医師の功績を顕賞し、広く国民に伝えるとともに、次代の日本を支える地域医療の大切さをアピールすることを目的とした事業で2012年に創設された。対象は、「病を診るだけではなく、地域に根づき、その地域のかかりつけ医として、生命の誕生から看取りまで、さまざまな場面で住民の疾病予防や健康の保持増進に努めている医師。日本医師会及び都道府県医師会の会員で現役の医師(ただし、現職の日本医師会・都道府県医師会役員は除く)」である。

 これを踏まえ、全国の都道府県医師会から1人ずつ推薦された候補者のなかから、選考委員会が20人の受賞者を選定。そのなかから、毎年5人の大賞者が選定・表彰されている。なお、今回の選定委員会では、医師、厚生労働省ほか関係者から成る9人のほか、初めての試みとして医学生にも選定に携わってもらうこととし、岩手医科大学の地域枠で入学した学生グループが選考委員に参加。22年11月に開催された選定会には、9人の選定委員に医学生グループ代表者を加えた10人のもと、選定が行われた。
そんな今回の「赤ひげ大賞」を受賞したのは、次の5人だ(敬称略)。

■尾﨑 眞理子(尾﨑医院理事/大阪府)
■石島正嗣(青心会メンタルクリニック医療法人社団青心会前理事長/兵庫県)
■桜井えつ(住友医院副院長/徳島県)
■藤野孝雄(藤野循環器科内科医院理事長・院長/大分県)
■大久保直義(希望ヶ丘病院理事長/鹿児島県)
また、「赤ひげ功労賞」として、次の15人が受賞した(敬称略)。
●中野智紀(東埼玉総合病院 地域ケア拠点菜のはな室長・地域糖尿病センター長/埼玉県)
●新田國夫(新田クリニック 院長・理事長/東京都)
●佐藤眞紀子(フロムワン付属診療所 院長/神奈川県)
●大瀧達郎(大滝クリニック院長/福井県)
●野尻 眞(白川病院 理事長・院長/岐阜県)
●水本 弘(浜北さくら台病院名誉会長/静岡県)
●清水 信(上津台小児科クリニック院長/三重県)
●田代 博(田代医院 開設者・管理者/京都府)
●梅川智三郎(梅川医院院長/奈良県)
●森本忠雄(森本医院院長/広島県)
●八木正人(池田内科クリニック 理事長・院長/香川県)
●古賀正昭(古賀医院院長/福岡県)
●朝長弘道(朝長医院元理事長/佐賀県)
●寺尾敏子(寺尾病院理事長/熊本県)
●嘉手苅勤(南部徳洲会病院元副院長/沖縄県)

 選考委員も務めた同会の黒瀨巌常任理事は定例記者会見で、「今回の受賞者も長年にわたり、地域住民に寄り添い、困難な状況のもとで住民の健康確保や保健・福祉の向上に親身に取り組んでこられるなど、すばらしい活動を続けておられる方々ばかりである」とコ
メントした。

 また、医学生の選定委員参加に関しては、「将来、このような医師になりたいという視点から審査を行っていただいた」と説明。「赤ひげ大賞」が、一人でも多くの国民に「受賞者のようなかかりつけ医を持ちたい」と思ってもらえる契機となるよう期待を寄せた。
なお、表彰式・レセプションは、新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ながら、今年3月に都内で開催される予定だ。

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