医療行政最前線3/11号厚生労働省
保険医療機関等の指導・監査等の実施状況
返還額は全体で約46 億2000 万円 前年度比26 億5000 万円増
保険医療機関指定取り消し等21 件

株式会社日本医療企画

2025-03-11

 厚生労働省は2023年度の「保険医療機関等の指導・監査等の実施状況」をまとめ、1月28日に公表した。診療報酬の不正請求などで保険医療機関に返還を求めた金額は46億2338万円で、前年度比26億5077万円の増となった。保険医療機関等の指定取り消しおよび指定取り消し相当は全体で21件となり、前年度から3件増加した。

 厚労省によると、返還金額は医科が43億4607万円、歯科が1億7740万円、薬局が9990万円だった。内訳は、「指導による返還分」が13億5390万円(前年度比3億3758万円増)、「適時調査による返還分」が31億9557万円(23億9212万円増)、「監査による返還分」が7391万円(7892万円減)だった。

 指導・監査全体の実施件数については、集団的個別指導が1万568件(医科3421件、歯科3775件、薬局3372件)、新規個別指導6576件(医科2709件、歯科1517件、薬局2350件)、適時審査が2748件(医科2736件、歯科7件、薬局5件)、個別指導が1464件(医科525件、歯科512件、薬局427件)、監査が46件(医科22件、歯科22件、薬局2件)となっている。

 保険医療機関の指定取り消し等21 件の内訳は、医科11件(取り消し相当6件)、歯科9件(同6件)、薬局1件(同1件)だった。
発覚のきっかけは、保険者や医療機関従事者からの情報提供が18件とほとんどを占めた。保険医などの登録取り消しは医科5人(取り消し相当0人)、歯科9人(1人)、薬局0人だった。

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