さてタイトルを見ただけでもこんな上司は嫌ですよね。でも組織の中には結構いるのです。何故こんな人を管理職にしたのだろう、この会社見る目無いなと思う瞬間ですが、親と一緒で自分では上司を選べないのも世の常です。
ブレブレな上司の居る職場は職場全体が常に精神的に不安定な状態に有ります。仕事のみならずそこの部署の方々の日常生活においても支障をきたすような事もあります。軸がブレブレな上司というのは部下からは信用が無く人がどんどん離反して行きます。退職者の数も多く離職率の高い事業所となっている事が多いです。
さて貴方の職場の上司は如何でしょうか?軸がぶれているというのはすなわち心の安定が欠けているという事です。心の安定が欠けているというのは理性で判断するのではなく感情に左右され正しい判断ができないという状況です。考えに一貫性が無く昨日と今日で言っている事が違う人の事です。こういう上司の特徴には手柄は自分、失敗すれば部下のせいという人も多いです。
もともと自分の中で覚悟など無い人です、無責任に発言して周りを振り回します。責任ある立場であり、自分が発した言葉の重さという物が判っていないので平気で撤回します。180度違う話をし出します。こういう人は何かあれば俺が責任を取ると簡単に言います。実際には絶対に責任は取ることは無く部下のせいにします。
勿論ですがブレブレ上司ですから職場の目標などあってもそれを達成する事が苦手です。途中で困難が有ればすぐに諦めてしまいます。退職した職員は嫌気がさして退職する訳ですが、上司に対して見切りをつけたという事です。同時に会社に対しても見切りをつけたという事です。見切りをつける側はなにを持って上司を見切るのでしょうか。いわゆるこんな上司は嫌だという事です。
① 何をすれば良いのか判らない。指示が曖昧である。
② 責任の所在が判らない
③ 指示内容を途中で変えてしまう。
④ パワハラ、モラハラをする
など社員が上司に見切りをつける内容は他にも多数有るでしょうか、優柔不断でブレブレ上司の見切りについてはこんな所では無いでしょうか。前述のパワハラ、モラハラも精神的に不安定な上司にはつきものです。
さて貴方の職場は如何でしょうか?上司に恵まれると良いですね。本日もなぞかけで〆たいと思います。
ブレブレの上司とかけまして プロレス技のジャイアントスイングとときます
その心は 振り回されて飛ばされます。

【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。