福祉医療機構(WAM)は7月3日、病院経営動向調査(2026年6月調査)の結果を公表した。病院350施設を運営する273法人(うち医療法人228法人)を対象に、病院と運営法人の現場の実感を把握し運営実態を明らかにすることで、病院経営や医療対策の適切な運営に資することが目的。DIは「増加」から「減少」や、「黒字」から「赤字」等を差し引いて算出した。
医業収益は、一般病院が△3と前回調査から16ポイント低下した一方、療養型病院は6(同14ポイント上昇)、精神科病院は△8(同6ポイント上昇)となった。医業収支DIは一般病院が△38(10ポイント低下)と厳しさが増した一方、療養型病院は15(同5ポイント上昇)、精神科病院は△3(同7ポイント上昇)と改善。資金繰りDIは一般病院が△19(同8ポイント上昇)、療養型病院は△13(同7ポイント低下)、精神科病院は△36(同6ポイント上昇)だった。
一方、先行きDIでは改善を見込む結果が目立った。一般病院の医業収益DI(先行き)は26、療養型病院は12、精神科病院は5となり、患者1人1日当たり入院単価の先行きDIも療養型病院20、精神科病院14とプラスを見込んでいる。
WAM担当者は、「診療報酬改定後間もない時期の調査であり、改定の効果を実感できる段階ではない」と説明。そのうえで、「先行きは改善を見込む結果をなったが、数値上の見通しであり実際の経営改善を断定するものではない」と話した。