在宅医療の先生はイコール"内科"というイメージがずっとありました。
地域の意識はだいぶ変わって来ましたが、医師の考えはまだまだ広がっていないですね~。
病院から在宅に という号令がかかり、病院では在宅復帰率などが導入され一層、厚生労働省は在宅医療にシフトしました。
在宅医療を受けている患者さんのニーズも多様化してきました。
それでは在宅医療には何かのニーズが高いのでしょうか。
ずばり皮膚科、整形外科、精神科です。
地域でのニーズは高いのですがそれに反して専門医が活躍している医療機関は少ないのです。
他の診療科目の先生にも、もっともっと在宅医療にかかわりを持って欲しい、そう思う今日この頃です。
具体的には泌尿器科、小児科、呼吸器科、麻酔科、リハビリテーション科・・・眼科、耳鼻科
実は全部必要なのです。
プライマリーケアとか総合医とか家庭医などの言葉で、1人の医師がなんでも診るというスーパードクターが在宅医療のイメージになってしまいました。
でも、やっぱり専門医の知識は素晴らしいです。在宅医療でちゃんと治してくれます。
在宅医療の現状ですが、特に都会で起きていることは、患者さんの取り合いが始まっています。内科のドクターが、これから在宅医療を始めるのは大変な時代です。
整形外科、皮膚科など新規で外来を目当てに開業する時代では無くなってきました。既に既存の診療所がひしめきあう中で開業すれば、どちらの医療機関も減収になります。
なかなか開業に適した場所が少なくなっています。
そこで、在宅医療に特化した診療所という流れがありましたが、都会では既に在宅医療でも集患が厳しくなってきました。
これからは在宅医療も細分化され、専門医の在宅医療の時代がやってきます。皮膚科、精神科、整形外科の在宅医療は、まだまだチャンスがあります。
病院の中にいる先生方も、是非とも一度在宅医療にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。