在宅医療の世界にもIT化が始まります。2016年4月に厚生労働省は電子処方箋というものを解禁いたしました。と、その前に全国の調剤薬局は全て24時間の対応をしなくてはいけなくなりましたが皆さんご存知でしたか?
夜間緊急電話がなります。ドクターは電話で状況を聞いてアイパッドか何かで一瞬にして薬局に処方箋が届きます。そして患者さんのお宅までお薬が配達されます。そんな時代が来たら良いと思いませんか?夢のような話ですが近い将来できるようになりそうです。
現状は夜間医師が往診してお薬を出したいと思っても肝心の処方箋を薬局に持ち込むことが難しい状況です。その結果、緊急避難的に病院へ入院をする事があります。病院の医師からは「何でこんなんで入院させたの?」と叱られます。薬が届かないから仕方が無いのです。
特に週末です。金曜日の晩に緊急の電話が鳴りました。提携している薬局が土曜日、日曜日がお休みで、たまたま月曜日もハッピーマンデーが重なり休日です。「火曜日までお薬が届かない」「だからと言って放置はできない」。仕方がないので緊急避難として病院へ入院という決断をする医師もいます。
こんな状況を知ってか厚生労働省は電子処方箋というものを解禁にしました。現在はガイドラインは既に出来ています。しかしそのハードルが高い。医師と薬剤師が顔認証できないといけない。いよいよ2022年夏 電子処方箋の運用が始まります。

【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。