基本的に医療も介護も性善説でなりたっています。
病院や診療所の外来の場合はホームグラウンドです。
在宅医療は患者さんのお宅に伺います。
寝たきりの方以外に家族がいます。
そこに1人の女性が行ったらもしかして
危険かもしれない。
こんなお宅があります。
男でしたらともかく女性一人では
まして夜間の訪問は危険なのでは
という家族がいる場合
医師が初診でそのような危険な匂いを感じる時が
あるそうです。
必ず運転手とか事務員が付き添っていくお家があります。
訪問ヘルパーさんとかはいかがなのでしょうか。
危険なお宅という訳ではなく1人訪問が難しいお宅もあります。
あまりに巨漢な患者さんで一人では起き上らせることもできない患者さんがいます。
褥瘡が有ったり、処置をしなければいけないのに一人では対処できない患者さんがいます。
訪問看護にはそういう場合は2名で訪問して2名分の点数がつくようになりました。
過去2人の訪問が認められていない時代がありましたが現在は可能です。
国もその辺の事情は良くわかっているようです。
ただ点数的には人件費にはとても及ばないのですが
点数が付くという事は、危険や物理的に1名では出来ないというケースがあるという事を理解していただいたという事です。
実際に息子さんによるセクハラまがいのような事もありました。
当院では現状で大きな事件は報告されていませんが、自宅へ訪問するのですから、そのようなリスクは将来的に起こるかもしれません。実際にニュースになっている事や他事業所などからは良く聞こえてくる内容です。

【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。