8歳の女の子の末期がん患者さんが居ました。
抗がん剤を使用して髪の毛が抜けて来ました。
ある時、女の子が看護師に「お姉ちゃん、私 死んじゃうのかな・・・」
と言ったそうです。
看護師は泣きながら帰って来ました。
「中村さん 飲みに連れてって」って
その晩、看護師3人を連れて飲みに行きました。
僕の前で看護師3人泣いていました。
周りの人から見たら、僕が何か悪い事をしたみたいです。
看護師さん達ストレス溜めてました。
僕は涙を流す看護師さんの姿を見て、
看護師さんの純真さに感動していたのです。
ある時、医師にそんな話をしましたら
一言「その看護師は職業意識にかけるね」
僕「・・・・」
「え そんなものなのでしょうか」
その医師が特別なのか、医療人としてはそういうものに慣れないといけないのか・・
答えは・・・???
こんな看護師さん達と一緒にお仕事をしている事に満足感いっぱいの1日でした。

【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。