在宅医療最前線3/1コードネーム オチョコさん

中村 哲生(医療法人永生会 特別顧問)

2023-03-01

 最近はパワハラという事が厳格になってきています。だいぶ減ったのは間違いありません。自分より立場が下の人間に対して偉そうな態度や言動がある人のことです。医療の世界は医師を頂点にしたヒエラルキーでできています。この構造の中でモンスター上司、モンスタードクターが生まれて来ることがあります。

 モンスター上司の特徴ですが自己愛が強くプライドが高いという点がありますが、そもそも医師や看護師、その他資格のある人物はプライドが高い職種の集まりでもあります。特に医師においては自分が犯したミスを認めない人が居て、部下や多職種の責任に置き換える人物がいます。

 モンスターたちはそもそも自信がない人に多く、大きな声で威圧したり、偉そうに振る舞う事で自分を大きく見せたり、自分を守っている事があります。いわゆる防衛本能からモンスターになっています。いわゆる弱い犬ほど良く吠えるということなのです。では何故、偉そうな態度をするのでしょうか?

 自分の弱さを見せると相手から見下されるのではないかとう不安がそうさせるそうです。本当は自分のミスを認められる人間こそが強い人間で自信のある人物であり、部下からの信用も厚い人なのです。自分のミスを認めない人物とはすなわち世間からは器の小さな人間とみられているという事に気づけないのですね。本人は気づいていませんが、この上司は部下たちからこっそりあだ名をつけられています。本人のいない所ではオチョコさんと言われています。オチョコとは器が小さいとう事です。

 モンスター上司の中で最もたちが悪いのは自分のストレスのはけ口として、部下や事務員などに暴言を吐くタイプの人間です。言われた方からは何を叱られたのかもわからず戸惑うばかりです。働く人たちは自分たちで上司を選ぶ事ができません。不運と思って諦めるしかないのが現実です。このような上司を上手にコントロールできる方は猛獣使いと呼ばれています。


【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。

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