どんな時にこの言葉を使うのでしょうか?
① 落ち込んでいる人を慰めるとき
② 怠けている人へのアドバイス
③ 自分がやる気を出すための掛け声
④ 全てをやりつくして結果を待っているとき
おそらくこれら全てが当てはまるのですが、世の中的にはどうでしょうか?人事を尽くさないで天命だけを待つ人、ひたすら神頼みをする人が多いかもしれません。もしくはひと言で自分は運が悪いとか、ついてないとかで片づける人が多いかもしれません。そもそもですが実は自分自身でやる事をやっていない事に気づいています。だからこそ神頼みをします。
信仰心を否定する事ではありませんが、祈る事で自分が行わなかった事への反省をしている反面、やらなかった事に対して自分の心を騙している、祈ったから大丈夫と気持ちを楽にさせているという行為になります。
実はこういう方、そもそも神頼みが何かという事を勘違いしています。神頼みとはお願いするのではなく、神様に誓いを立てるという事だそうです。目標を聞いてもらい、自分が努力を怠らない姿勢を神様にみてもらうという事です。そして神様には見返りを求めてはいけないそうです。そして日ごろの感謝を伝えに行くところだそうです。
さてそんな事はさておいて医療現場において患者さんにとって医師は神なのでしょうか?命を預かる現場では神のような存在に見えるかもしれません。医療の現場をサービス業という人もいます。一般的にサービス業従事者に対し神の領域のサービスを期待する風潮があり、そんな雰囲気の中からモンスターを作り出す事もあります。患者さんに限らずですが、レストラン、デパート、ホテル、学校の先生、役所の窓口対応、アミューズメントなどはユーザーの期待値が大きすぎるため勝手に相手に対し神のような対応を求めその期待に沿えない時に怒りに変わってしまう事が有ります。
テレビの中に出てくるスーパードクターのイメージが有るのでしょうが、テレビが作ったものであり、万人がこのようなドクターではありません。僕の10年以上前の経験ですが点滴の針を刺すのに5回以上失敗したドクターのあと、看護師さんが1発で入れてくれた時、やっぱり白衣の天使に見えました。神様に当たるか、天使に当たるか、それこそ神のみぞ知るという事かもしれません。

【執筆者のご紹介】
中村 哲生(なかむら てつお)
1965年生まれ
医療法人永生会 特別顧問
多くの医療機関の顧問を歴任
開業に関するコンサルは70ヶ所以上
在宅医療に関するDVD
著書「コップの中の医療村」
2017年APECに参加
年間100本ほどの講演を行っている。