医療機関は6月の診療報酬改定に向けて、大忙しといったところでしょうか。特に医療DX推進体制整備加算など、院内の体制やシステム変更など含めて検討しなければならないことがさまざまあります。国からのメッセージを受け取りつつ、粛々と進めていくしかありません。
ところで、今年も学会シーズンが始まります。早速ですが5月18日~19日にかけて都市センターホテルにて日本老年薬学会学術大会が開催されます。大会長は亀井 美和子先生(帝京平成大学薬学部長 教授)、「つなぐ・あゆむ・まもる~未来の地域医療を描く~」がテーマです。知識向上はさることながら、多職種が集い、よりよい連携について考える時間となりそうです。私も19日に「地域で行う高齢者の在宅療養支援」と題してお話をする予定です。高齢者の薬物治療に関する最新トレンドだけでなく、服薬支援の方法、高齢者の安全な薬物療法ガイドラインの改定についての話題などなど、私たち高齢者医療に携わる者が日々経験する問題に新たな視点で導いてくれる時間となるはずです。ぜひ会場でお会いしましょう。
第8回日本老年薬学会学術大会
会期:2024年5月18日(土)・19日(日)
会場:都市センターホテル(東京都千代田区)
大会長:亀井 美和子(帝京平成大学薬学部長 教授)
テーマ:つなぐ・あゆむ・まもる ~未来の地域医療を描く~
開催形式:現地開催 + Live配信
https://jsgp8.jp/

【執筆者のご紹介】
髙瀬 義昌(たかせ よしまさ)
信州大学医学部卒業。東京医科大学大学院修了。
麻酔科、小児科を経て、包括的医療・日本風の家庭医学・家族療法を模索し、2004年東京都大田区に在宅を中心とした「たかせクリニック」を開業する。
現在、在宅医療における認知症のスペシャリストとして厚生労働省推奨事業や東京都・大田区の地域包括ケア、介護関連事業の委員も数多く務め、在宅医療の発展に日々邁進している。