朝夕寒くなってきました。11月下旬に差し掛かり、当然といえば当然なのですが、秋が短かったなあと感じます。
さて、当院でもやっと在宅データ提出加算の試行データの提出が終わりました。8月から始めて3か月、相当な稼働を費やしました。まずは情報収集。全患者分のカルテ内にある情報はカルテから、なければ各患者や家族に聞き、片っ端から入力を進めます。幸いにも当院で使用している電子カルテ(モバカルネット)は、システム対応を順次進めており、なんとか対応できましたが、すべてのカルテが同じ状況ではないだろうと推測しています。
みなさんのクリニックではいかがでしょうか。これから対応する予定のみなさん。通常業務でもお忙しい中、さらに追加で発生する業務の量としてはかなり重いことをどうか覚悟し、人員計画も含めて検討して開始することをお勧めします。
【執筆者のご紹介】
髙瀬 義昌(たかせ よしまさ)
信州大学医学部卒業。東京医科大学大学院修了。
麻酔科、小児科を経て、包括的医療・日本風の家庭医学・家族療法を模索し、
2004年東京都大田区に在宅を中心とした「たかせクリニック」を開業する。
現在、在宅医療における認知症のスペシャリストとして厚生労働省推奨事業や
東京都・大田区の地域包括ケア、介護関連事業の委員も数多く務め、
在宅医療の発展に日々邁進している。