先ずは禊(みそぎ)とは何ぞやという事になりますね。一応みそぎについて記載しておきます。禊(みそぎ)とは過去の過ちを反省してケジメをつける。責任を果たすという意味だそうです。宗教とかですと滝行によって罪や災いを取り除くなどという行事もあります。
禊(みそぎ)の言葉の起源は神話で伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が自ら海水につかり穢れ(けがれ)を落としたというのが始まりだそうです。誰もが日々の生活の中で軽微な罪を犯してしまうという考えから禊祓(みそぎはらえ)を行う事で心身を清浄に保つという事だそうです。
芸能人が薬物や不倫、金銭トラブルによって不祥事を起こすと暫くの間、芸能生活を自粛しますね。それぞれ誰かの顔を思い出すのかもしれませんが、禊(みそぎ)の期間は3カ月の人も居れば、半年の人も2年くらいのみそぎで戻る人も居れば、戻ってこれない人もいます。特に禊(みそぎ)という物には決まった期限というものは無いようです。僕の印象ですと医療や介護の世界では概ね2年くらいのイメージがあります。
在宅医療の世界でこの「禊(みそぎ)の期間」が適用される場面とはどのような時でしょうか?実は医療機関でブラックリストになっているようなクレーマー患者さんとの契約を切った場合にこんな事が起きました。こちらとしては本当に困った患者さんで何とか契約を打ち切りたいという思いも日ごろから有って、数か月の自己負担金の未払いを期に契約解除をしました。
これだけ聞くと何かこちらに落ち度がある訳ではありません。しかしこの患者さんにも沢山の人たちが関わっています。関わっている人たちとはケアマネージャーさん、訪問看護ステーション、訪問介護、薬局、訪問入浴、行政など色々な人が関わって成り立っています。そんな中で診療所だけがその患者さんから脱出したとすると、その関わっている施設の方々は「同志だと思っていたのに裏切られた」となります。
裏切り者への報復という事が始まります。この人たちの所から急に新規患者の紹介が無くなるという事が起きました。再びそれらの施設からの紹介が来るようになったのは2年後でした。何度かそのようなケースに遭遇しました。反社の方や問題行動のある患者さんに入った場合、それに関わる人達はトラブル防止の観点も有りますが、同じ悩みを持つ被害者の会のように連携が深まります。それなのに脱出したところは裏切り者という烙印が押される事になるようです。その他いずれのケースも2年くらい紹介が無くなるという事が起きました。
さて話はガラッと変わりますが、芸能人の方、禊(みそぎ)の期間だけ介護業界でお仕事をされる方って多いそうです。芸能人の方は介護ボランティアをする事で贖罪(しょくざい)を行います。
【※贖罪(しょくざい)とは自ら犯した罪を認め、善行を積むことで罪滅ぼしをするという意味】
単に反省をするという事では無く、何をどうやって償ったという具体的な反省を見せるという事だそうです。贖罪介護(しょくざいかいご)という言葉も存在するそうです。芸能人の方にとって贖罪介護(しょくざいかいご)はイメージ回復にはうって付けのようです。一部ネットではそんな風潮に否定的な投稿も見受けられますが、是非とも贖罪介護(しょくざいかいご)が必要な芸能人の方は私の所で在宅医療のお手伝いをして頂きたいです。
それでは今日も謎かけします。
贖罪介護(しょくざいかいご)とかけまして
滝行とときます
そのこころは
自ら(水から)浄化します
という事なのでしょうかね!
では 次回も宜しくお願い致します。