厚生労働省は2月4日、令和6年度SAFEアワード受賞式を開催した。これは、従業員が安全で健康に働くことのできる職場環境の実現を目的に幅広い関係者が参画する「従業員の幸せのためのSAFEコンソーシアム」の加盟者から募集、労働災害防止や安全・健康増進の取り組みからそれぞれ「安全な職場づくり部門」「エイジフレンドリー部門」「企業等間連携部門」の3部門でゴールド、シルバー、ブロンズの各賞に選ばれた事例を表彰するもの。
福祉分野に関連した取り組みでは、社会福祉法人三幸福祉会が眠りスキャンの導入や危険箇所を見える化したことで、職員の業務負担軽減や労災防止につなげた点が評価され、安全な職場づくり部門でブロンズ賞を受賞した。
また、エイジフレンドリー部門のブロンズ賞には社会福祉法人青谷学園が選出。職員の高年齢化が進み腰痛を一番の課題と位置づけ、原因をイラストで見える化したり業務の合間にストレッチをしたりと、腰痛予防を意識づける取り組みを行った。
企業等間連携部門では、公益社団法人日本理学療法士協会が全国の医療機関・介護施設を対象に行った腰痛予防対策支援事業が、シルバー賞に選ばれた。